映画「博士の愛した数式」を観た。

産休1日目、予想通り引きこもりの生活となりました(-_-)

 

Amazonプライムで、昔読んで感動した小川洋子さんの小説「博士の愛した数式」の映画が配信されていたので、懐かしい思いで観ました。

 

○あらすじ

交通事故の影響で記憶が80分しかもたない数学者の博士と、そこで働くことになった家政婦とその息子のルートの物語。高校の数学の先生となったルートが、博士との思い出を生徒に語る形で、物語が展開する。

家政婦として博士のもとで働き始めたルートの母親。段々と慣れてきたが、10歳の子供がいるということを聞いて博士は動揺する。そこで博士は、子供を学校が終わったら博士の家に連れてきて一緒に晩御飯を食べるように言う。

博士は子供の頭が平であることから、ルートと名付け、そこから博士とルートの交流が始まる。

 

○好きな言葉

・220と284

家政婦の誕生日である2月20日と、博士が学長賞を受賞した際に受け取った時計に刻まれた数字の284。

それぞれの約数を足していくと、お互いの数字になり、友愛数という、と博士は家政婦に解説します。

→博士が数字を本当に愛していて、数字を通じて家政婦と交流を深めている、何とも心温まる場面。

 

・直線の定義には端がない。端があるものは線分。真実の直線は、目に見えない。肝心なことは心でみなくちゃ。

ルート記号は頑丈だから大丈夫。

→ルートが怪我をした際に家政婦である母親が心配する姿を見て、励ますように言った博士の言葉。

 

博士は数学が好きで、子供が好きで、その博士を慕う家政婦とルートの姿は、お互いにとても純粋で、観終わった後は優しい気持ちになれる映画でした。

 

私が高校生の時に読んで、博士の数学への愛に感化されて、数学への見方が変わった本です。一時期は、素数を探すようになりました。

映画は、時折描写される風景がとても綺麗で、私もお花見に行こうかなと思わせてくれました。

 

明日は外に出よう!